東欧に位置するルーマニアについて、皆さんはどんなイメージを持っているでしょうか?旧社会主義の国、ドラキュラの伝説の発祥地、メダリストのコマネチの出身地…。しかし、そんなことだけではない、まだまだ知らない魅力がたくさんあるのです。このページでは、ルーマニアの基本情報に加え、日本との繋がりもご紹介していきます。
【基本情報】
- 言語:ルーマニア語(公用語)、ハンガリー語
- 民族:ルーマニア人(83.5%)、ハンガリー人(6.1%)など
- 面積:約23.8万㎢(日本の本州とほぼ同じ大きさです)
- 人口:約1,903万人(2022年)(出典:ルーマニア国家統計局)
- 首都:ブカレスト(人口約216万人、2022年、(出典:ルーマニア国家統計局)
- 宗教:ルーマニア正教、カトリック、プロテスタント
- 政治:共和制
- 元首:クラウス・ヨハニス・ルーマニア大統領(2014年12月〜、任期は5年だが、2019年11月再選)
- 議会:二院制(上院136議席、下院330議席)、任期4年
【主要産業】
サービス業(59.9%)、工業(20.0%)、建設業(6.6%)、農林・水産業(4.2%)
(2020年、出典:ルーマニア国家統計局)
【日本からのアクセス】
日本からルーマニアへは、現在は空路による直行便がありません。しかし、ヨーロッパの主要都市や、中東の各都市からトランジットで入国が可能です。特にヨーロッパからであれば、ルーマニアの首都・ブカレストだけでなく地方都市にも空港があるので、ブカレストを経由せずとも目的地へダイレクトに到着できます。また、隣接するハンガリーやブルガリアから列車にて入国することもできます。
【日本への興味・関心】
ルーマニアの人々からの日本文化への関心は年々高くなっており、多くの面で文化交流が持たれています。芸術分野では、音楽や演劇、ダンスなどでも交流があり、ヨーロッパ最大級の演劇祭のひとつ、「シビウ国際演劇祭」においては、日本の劇団も参加。また、民間レベルで日本の文化を知るためのイベントもルーマニア各地で多数行われています。
また、日本研究や日本語学習に対する関心も高く、2021年度海外日本語教育期間調査では、ルーマニアの日本語学習者は、約1900名に上ると言われています。これは、東欧においてポーランドに次いで多い結果を示しているのです。また、大学間の学術提携、文化交流も盛んであり、今後ますますの文化交流が期待されています。


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